2005年12月20日(火) 00時00分

ヒューザーなど関連追加調査物件 横浜で最大１２棟 （東京新聞）

　マンションなどの耐震強度偽装事件で、横浜市は十九日、国土交通省から指示され今後追加調査しなければならないヒューザー、木村建設、平成設計が関係している建物が市内で最大十二棟あることを明らかにした。

　市はこれまで、姉歯秀次元一級建築士が関係している市内の建物全九棟を調査。うち七棟で構造計算書が偽装され、五棟で耐震強度が基準値を下回っていることが分かっている。

　追加調査が指示されたのは、姉歯元建築士がかかわっていた建物以外でヒューザー、木村建設、平成設計が関係している建物。うちヒューザーの物件は五棟、建築中のホテル一棟も含まれているが、ほかはまだ現況を正確に把握できていないという。国の指示は構造計算書に偽装があったか否かの調査で、今月二十六日までの報告を求めているが、市は「精査して調査すれば年内に終えることは難しい」としている。　（金杉　貴雄）

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20051220/lcl_____kgw_____001.shtml