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2005年12月19日(月) 00時00分

世田谷・千歳烏山きょう退去勧告 『補強で何とかならないか』 東京新聞

 耐震強度偽装事件で、世田谷区内で十八日開かれた分譲マンション「グランドステージ千歳烏山」の住民説明会。約四十人が出席した。当初は二時間の予定だったが、同区とヒューザーが再計算した耐震強度の違いをめぐって議論が長引き、終わったのは約四時間後、夜も遅くなってからだった。

 世田谷区が発表した耐震強度0・343では、住民は退去を余儀なくされる。しかし、ヒューザーが住民に通知した0・62ならば、耐震補強を行えば同マンションに住み続けられる可能性もあり、「どちらかといえばヒューザーの数字を信じたい」と話す住民もいた。

 さらに同マンションは五階建てと三階建ての二棟で構成されているが、三階建ての棟の耐震強度は1・0を上回っており、説明会では三階建ての棟の住民から、「マンション全体を使用禁止にするのは納得がいかない」と不満の声が上がった。

 しかし、区は「ヒューザーが出した耐震強度の計算方法には、技術的に問題がある」と説明。「二棟両方を一つの建物として扱う」として、十九日に全住民に自主退去を勧告する方針を伝えた。一縷(いちる)の望みも無くなったことに、住民でつくる対策委員会の委員の会社員男性(47)は「覚悟はしていたが…。耐震補強で何とかならないのか」と落胆した。今後、政府や都の発表した支援策が適用されることになるが、男性は「区独自の支援や考え方が何もなく、親身に住民の立場を考えていない」と、同区の対応を批判した。 (大原 啓介)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20051219/lcl_____tko_____000.shtml