2005年12月12日(月) 13時01分
米国産牛肉の輸入再開＝2年ぶり、政府正式決定−年内にも小売店に（時事通信）
政府は12日、BSE（牛海綿状脳症）発生により禁止されていた米国・カナダ産牛肉の輸入の再開を決めた。同日午前、農水省のBSE対策本部で解禁の方針を正式決定。米国産牛肉は2年ぶり、カナダ産は2年7カ月ぶりに輸入が再開される。
対日輸出される牛肉は、生後20カ月以下であることや、脳や脊髄（せきずい）などの危険部位が除去されていることが条件。米・加の食肉処理業者や輸出業者は今後、それぞれの政府から承認を受けた上で、輸出を開始する。これに伴い、農水・厚生労働両省は、米国やカナダで輸出条件が守られているかどうかを確認するため、13日に担当者を現地に派遣する。
解禁により、早ければ年内にも米国産牛肉が日本の小売店などで復活する。本格的な流通は、船便が到着する年明け以降になる見通し。米国産は輸入禁止となる前、日本の輸入牛肉の半分弱を占めていた。しかし、今回は厳格な条件が課されているため、輸入量は限られそうだ。
（時事通信） - 12月12日13時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051212-00000043-jij-pol