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2005年12月12日(月) 11時50分

<BSE>牛肉輸入の禁止解除 農水省と厚労省毎日新聞

 農林水産省と厚生労働省は12日、米国とカナダ産牛肉の輸入禁止を解除することを決定した。両国政府との間で同日、脳など特定危険部位を除去した生後20カ月以下の牛の肉に限るとする輸入条件について、正式に合意したため。米国産は、牛海綿状脳症(BSE)の発生で03年12月に輸入を禁止して以来、2年ぶりの解禁となる。年内にも、第1号の肉が空輸で届く見通しだが、輸入が本格化するのは年明けとなりそうだ。
 両省は13日にも、10人前後の査察官を米国に派遣し、食肉処理工場の現場で、輸入条件が守られるかどうかをチェックする。日本向け輸出ができる食肉処理工場は米農務省が認定し、40社程度になるとみられるが、条件に違反すると認定取り消しなどの処分を受けることになっている。
 また、消費者の不安が大きいことから、両省は15日から全国9カ所で説明会を開く。外食産業には、米国産牛肉の使用を表示するよう要請する。
 輸入量は輸入禁止前の1〜2割程度にとどまりそう。牛丼、焼肉用など特定の用途に需要が偏り、値上がりする可能性も指摘されている。
 米国は、輸入解禁を歓迎する一方で、輸入対象を現在の「生後20カ月以下」から「同30カ月以下」に拡大するよう要求している。日本は応じない方針だ。【位川一郎】
(毎日新聞) - 12月12日11時50分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051212-00000031-mai-bus_all