反戦ビラ訴訟控訴審逆転有罪弁護団『判決は乱暴』（東京新聞）

2005年12月10日(土) 00時00分

　立川反戦ビラ配布事件で、九日に出された控訴審判決に関する報告集会が同日夜、立川市の「アミューたちかわ」で開かれた。住居侵入罪に問われた三被告を支援する「立川・反戦ビラ弾圧救援会」の主催。支援者ら約百人が、弁護団から判決内容の説明を聞いた。

　三被告に対し、東京高裁は一審無罪判決を破棄し、有罪（罰金刑）を言い渡した。弁護団はこの判決について「一つひとつの事実について丁寧に検証し、無罪を導いた一審判決に比べ、非常に乱暴」「表現の自由を全く無視している」などと、あらためて批判した。

　一方で「われわれには一審無罪という強力な一歩がある」と、上告審での無罪獲得に向けた運動を呼び掛けた。　（服部　展和）

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