2005年12月06日(火) 20時25分
自販機でＳＯＳキャッチ 登下校見守りに新システム（共同通信）
大阪府は６日、登下校中に連れ去るなど児童を狙う犯罪の対策に、街角の自動販売機にセンサーを取り付け、児童に持たせたＩＣタグの情報を拾い、危険サインや児童の位置を保護者らへメール配信するシステムを、来年２月から試験運用すると発表した。
府によると、登下校時の安全対策を考えた全国で初めての取り組み。センサーを１０カ所に取り付け、２月２０日から１カ月実施し効果などを確かめて、エリア拡大などを検討する方針。
府企画室によると、２種類のＩＣタグを希望する児童約１００人に配布、常時携帯させる。１つはマッチ箱程度の大きさで緊急ボタン付き。首から下げ、危険を感じてボタンを押すと、自販機の半径約３０メートル以内ならセンサーが感知し、情報管理センターを通じ、危険な状態になっていることを保護者や地域ボランティアにメールで知らせる。
もう１つは縦８センチ、横１１センチのカード形で、児童が自販機の前を通ると位置情報が送られる。
（共同通信） - 12月6日20時25分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051206-00000229-kyodo-soci