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2005年12月03日(土) 01時45分

自殺サイト殺人初公判、前上被告が起訴事実認める読売新聞

 インターネットの自殺サイトを悪用した連続殺人事件で、殺人と死体遺棄などの罪に問われた大阪府堺市、無職前上博被告(37)の初公判が2日、大阪地裁であり、前上被告は3件の殺人など起訴事実をすべて認めた。

 弁護側は刑事責任能力を争う姿勢を示し、今後、精神鑑定などを請求する方針。また、被告の自供で初めて明らかになった男子中学生と男子大学生への殺人罪などについては自首による刑の減軽を主張した。

 起訴状によると、前上被告は、自殺サイトで「一緒に練炭自殺しよう」と誘い出し、2月19日から6月10日にかけ、同府河内長野市内の山中などで同府豊中市の無職女性(当時25歳)ら3人の口や鼻をふさいで窒息死させ、遺体を近くに捨てるなどした。

 検察側の冒頭陳述によると、前上被告は小学5年のころ小説の窒息場面に興奮し、中学1年時には白色ソックスに性的興奮を覚え、自宅付近の小中学生を襲い鼻や口をふさぐ行為を繰り返した。

 大学時代に白色ソックスを履いた友人男性の首を絞めたことが原因で大学を中退。勤務先では同僚を襲撃し、2001年、02年には通行人の首を絞めて有罪判決を受け、昨年3月まで服役した。

 次第に、窒息して苦しませた後に殺害したいとの思いに駆られるようになり、一連の犯行後は、遺棄現場に戻り遺体の写真撮影までしていた。

 男子中学生の家族に、身代金300万円を要求した脅迫電話は、声紋鑑定を恐れて、パソコンで合成した人工音声を使っていた。
(読売新聞) - 12月3日1時45分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051202-00000107-yom-soci