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2005年12月02日(金) 00時00分

夫が昔の彼女と甘いメール読売新聞

 40代の主婦。同年代の夫と結婚20年余りで、子ども2人は大学生になりました。子育ても一段落と思っていたところ、夫の様子がヘン。メールで昔の彼女と連絡を取っていたのです。彼女は夫の職場と目と鼻の先に住んでおり、これからどうなるか不安です。

 夫は毎日同じ時間に出勤し、同じ時間に帰宅します。仕事の休み時間や休日にメールをしているようです。「会いたい?」などの甘いメールに、夫は「ここにお前がいればいいと思います」などと返してます。メールの中で、昔に戻って恋愛しているようです。

 私も仕事をしていて、休日が一緒になることは少ないのですが、たまには食事や映画、花見に行くこともあり、仲は良いほうです。最近も、ほとんど毎日、抱き合いながら寝ています。

 こんなに夫を好きで、嫉妬(しっと)心を感じるなんて、はじめて知りました。気が付かなければ良かったと涙しています。(東京・N子)

 夫婦ともに40代、2人のお子さんはもう大学生。しっかり主婦の座にあり、職業も持っていらっしゃる——現代を生きる40代の女性として、理想的と思える暮らしです。たぶん結婚20年余りで、やや倦怠(けんたい)期ではありませんか。

 毎日同じ時間に出勤、帰宅というご主人は、まじめな方なのでしょう。ふとしたきっかけでかつてのガールフレンドと交信が始まった。若かったころを思い出しながら、メールをかりたバーチャル(仮想的)な世界を楽しんでいるのだと思います。「夫の職場と目と鼻の先に住んでおり……」というのは気になりますが、疑いすぎると苦しくなるだけです。

 休日には食事や映画、季節には花見……とご一緒できて、今も仲のよい家族の様子、神経質になり過ぎない方がいいのでは。ご主人を追いつめて窮屈にさせないことです。

 そんなメールのやりとりなどからは距離をおいて、おおらかに温かく暮らされるのがいいと思います。

 (森 英恵・デザイナー)

http://www.yomiuri.co.jp/jinsei/danjo/20051202sy31.htm