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2005年12月02日(金) 18時14分

IPA、11月のウイルス・不正アクセスの届出状況を発表japan.internet.com

独立行政法人 情報処理推進機構 (IPA)は2日、2005年11月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況を発表した。

ウイルスの検出数は約510万個で、 10月 の約319万個から60.1%と大幅な増加となった。これは W32/Sober の亜種の検出数が202万個寄せられたため。また、11月の届出件数は3,816件となり、10月の4,071件から6.3%の減少。

検出数の1位は、W32/Netsky で約225万個、2位は W32/Sober で約202万個、3位は W32/Mytob で約72万個となっている。11月22日に出現した W32/Sober の亜種は、W32/Netsky を上回るペースで大量のウイルスメールを送信し、わずか1週間でウイルス検出数トップ2となった。

W32/Sober はメールの添付ファイルとしてユーザーに届き、そのファイルを開くことで感染する。その手口は、送信者アドレスに FBI や CIA のアドレスを利用し、受信者に添付ファイルを開くように促すというもの。

11月の届出件数は24件であり、そのうち被害のあった件数は15件。不正アクセスに関連した相談件数は30件であり、そのうち何らかの被害のあった件数は18件だった。

被害届出の内訳は、侵入11件、アドレス詐称1件、その他(被害あり)3件だった。なお、SSH で使用するポートへの攻撃を受けた結果侵入されたという届出は4件もあり、今後も注意が必要。



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(japan.internet.com) - 12月2日18時14分更新

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