悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2005年11月25日(金) 18時50分

「ハッカー集団Titan Rainの背後に中国政府の影」--セキュリティ専門家が指摘CNET Japan

 米国政府のシステムに侵入して機密情報を収集している疑いのある中国のハッカー集団について、セキュリティ専門家が詳細を明らかにした。

 ハッカー集団には、航空機の仕様やフライト計画ソフトウェアを含む、米軍の機密情報を盗み出した疑いがかけられている。米国政府は、中国広東省在住とされるこのハッカー集団を「Titan Rain」と呼ぶ。

 SANS InstituteのディレクターAlan Pallerは米国時間22日、「攻撃者は、陸軍の航空機ミサイルコマンドの基地があるレッドストーン兵器庫から、軍事用ヘリコプター用の飛行ミッション計画ソフトウェアや、陸空軍が使用するフライト計画ソフトウェアの仕様書を盗み出している」と述べた。

 このハッカー集団は20人程度で構成されると思われる。Pallerは、盗み出された情報の受け取り手として、最も疑わしいのは中国政府であると述べた。

 Pallerは、英国貿易産業省が主催したイベントの席上で「当然、疑わしいのは政府だ。政府というものは、他国政府のシステムをコントロールするためなら、お金を惜しまない。通話内容を盗聴するより、(システムをコントロールする方が)メリットが大きい」と述べた。

 Titan Rainが初めて注目されるきっかけになったのは、今夏のWashington Postの記事だった。記事には、国防省をはじめとする米政府機関のコンピュータネットワークを攻撃するために、特殊なウェブサイトが中国に設置されていると書かれていた。

 その後のTime誌の報道によると、今度はTitan Rainが米国のセキュリティ専門家Shawn Carpenterによって反撃されたという。


この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

関連記事
中国、国際的なスパム対策の取り組みに参加 - 2005/07/06 17:41

 ■CNET Japanニューズレター(無料)
  毎朝メールで最新テクノロジー・ビジネス情報をお届けします。お申し込みはこちら。

[CNET Japan]
http://japan.cnet.com/
(CNET Japan) - 11月25日18時50分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051125-00000006-cnet-sci