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2005年11月22日(火) 00時00分

あす立ち入り調査 船橋市 湊町中央ビル 入居者説明会開催も 東京新聞

 偽造された構造計算書で建てられたマンション五棟(工事中含む)がある船橋市は二十一日、震度5強の地震で倒壊の恐れがあるとされた同市湊町の「湊町中央ビル」の立ち入り調査を二十三日に実施すると発表した。新たに公表された四棟も含めたすべてで住民らへの説明会を開くことも決めた。

 市はこの日、二回の対策本部会議を開催。入居済み二棟の入居者に市から文書で危険性や経緯を通知することや、国に再計算した詳細データと図面を要求することなどを決めた。湊町中央ビルの二十三日の現地調査は、所有者立ち会いで実施し、ひび割れなどを目視で調べるという。入居者を対象にした説明会も、同日午後一時から市役所内で開催する。

    ◇

 同市の藤代孝七市長は二十一日の記者会見で、五棟が危険と判定されたことについて「極めて遺憾。説明会など市として対応したい。建築確認は民間が通したのだから市に責任はない。市がチェックしていたら見抜けたはずで、なぜ通したのかという思い」などと語った。

 入居済みマンションで、市から入居者への危険性を知らせる連絡が、建物所有者に比べて遅れたことについて、原宏彰助役は「勉強しなければならない課題。所有者の責務としてすぐに連絡してもらえると考えていた」と述べた。 (小川 直人)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20051122/lcl_____cba_____001.shtml