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2005年11月22日(火) 19時48分

虚偽説明で先物契約 グローバリー社員5人逮捕産経新聞

虚偽説明で先物契約 グローバリー社員5人逮捕

 愛知県警生活経済課は22日、顧客にうその説明をして先物取引契約を結ばせたとして、商品取引所法違反(偽計)の疑いで、先物取引大手だった「グローバリー」(名古屋市)の大阪支社社員や元札幌支店長ら5人を逮捕した。

 逮捕されたのは、大阪支社営業課長、嶋田秀幸(しまだ・ひでゆき)容疑者(33)=大阪市城東区、元札幌支店長、田中隆(たなか・たかし)容疑者(36)=さいたま市北区土呂町、同支店営業課長、白藤友啓(しらふじ・ともひろ)容疑者(28)=埼玉県戸田市新曽=ら。いずれも容疑を認めているという。

 調べでは、5人は、2003年7月から04年9月にかけて、先物取引をやめようとした顧客に「いま先物取引をすれば課税されない」などとうその説明をして思いとどまらせ、新規に契約を結ばせた疑い。

 このうち白藤容疑者はアテネ五輪前の04年4月、同社に所属する女子マラソンの野口(のぐち)みずき選手を引き合いに出し、「オリンピックに出るのでグローバリーの注目度が上がる。マイナスを出したお客さんに利益配分できる」とうそをついて契約を結んだとされる。

 同社をめぐっては、顧客とのトラブル件数などを偽って国に報告したとして、同法違反罪で社長の山田保弘(やまだ・やすひろ)被告(45)ら幹部3人が起訴されている。県警は、虚偽報告の背景には社員らの強引な営業手法でトラブルが多発した実態があったとみて捜査していた。(共同)

(11/22 19:48)

http://www.sankei.co.jp/news/051122/sha075.htm