2005年11月14日(月) 00時00分

「子ども誘拐」不審電話　県内で相次ぐ（朝日新聞・）

　子どもを誘拐したとして、小中高生がいる家庭に電話をかけ、父母らに身代金を要求する不審な電話が、今月に入って県内で相次いでいる。県警が把握しているだけで、９日までに５３件にのぼっており、注意を呼びかけている。

　日立市の女性方には、男の声で電話があった。水戸市の小学校に通う孫を誘拐したという内容で、「身代金３億円をよこせ」「払わなければ
殺す」などと脅したという。

　女性が「すぐには用意できない」などと話を引き延ばすうちに電話は切れ、女性は警察に通報。孫の無事も確認された。

　鹿嶋市内の女性の自宅にかかった電話は、男の声で「子どもを誘拐した」という内容だった。男は女性の氏名も知っており、女性が「学校に確認しますよ」と言うと、電話は切れた。

　県警によると、同様の電話は、子どもが登校して、自宅などにいない平日の時間帯を狙ってかかっているという。これまで被害は出ていないが、振り込め詐欺に通じる手口で、不審な電話があった際は警察に通報するよう呼びかけている。（11/14）

http://mytown.asahi.com/ibaraki/news02.asp?kiji=9779