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2005年11月14日(月) 00時00分

リフォーム詐欺 被害防ぐには朝日新聞・

「ここに注意を」同業者が虎の巻/浜松の会社配布

 最近、全国的に増えているリフォーム詐欺から身を守るには、どうしたらいいか。浜松市内のリフォーム会社「ファーグ」(藤本秀志社長)は、詐欺の防衛策を「緊急リポート」にまとめ、消費者らに無料で配布している。同業者ならではのアドバイスに満ちており、いざという時に役立ちそうだ。(長田寿夫)

張り紙工夫・発言を記録

 リポートはA4判10ページ。(1)悪徳業者が目印にしているもの(2)もし業者が来てしまったら(3)詐欺師が嫌いなもの——など5項目について解説した。

 たとえば、「狙われる家の共通点」は意外にも、玄関に「セールスお断り」の表示板のある家だという。「私、セールスに弱いんです」と、アピールしているようなものだからだ。リポートは「『猛犬注意』の方がまだいい」と、張り替えを勧める。

 悪徳業者では? と不審に思ったら、ノートと鉛筆を取り出し、発言を記録する。また「写真を撮らせてもらいます」「ここから録音します」などと事務的に告げる。「詐欺師が嫌う、証拠を残す姿勢を見せることが大切」とアドバイスする。

 「同業者だからわかる手口というのがある。お客から相談されることが増えている。被害防止に役立てたい」。同社アドバイザーの五島裕子さん(40)はリポート作成の理由をそう話す。

 五島さんにこの夏、寄せられた相談例——。

 「地震が来たら、この家はすぐつぶれるよ」と工事するよう迫られた。家の四隅にボルト4本を設置、工事代金200万円を支払った。実際は12万円ほどで済む工事だった(湖西市、50代主婦)。

 「屋根瓦が割れている。雨漏りするよ。すぐに工事を」とせかされ、ハンコを催促された(浜松市雄踏町、60代男性)。

 問い合わせはファーグ・五島さん(電話053・457・0640)へ。
(11/14)

http://mytown.asahi.com/shizuoka/news02.asp?kiji=12743