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2005年11月11日(金) 01時03分

ケータイ戦国時代、新サービス・割安料金で競合読売新聞

 総務省は10日、ソフトバンク子会社のBBモバイルなど3社に対して、携帯電話事業への新規参入を認めることを正式決定した。

 来年10月以降、順次サービスが始まる見通しで、1994年のデジタルホングループ(現ボーダフォン)とツーカーグループ(現KDDI)以来、12年ぶりの新規参入となる。

 新規3社とも同日、既存の各社よりも割安な料金でサービス提供すると表明しており、年間売上高が約8兆5000億円に上る巨大な「ケータイ市場」は戦国時代に突入する。

 参入するのはBBモバイルのほか、ADSL(非対称デジタル加入者線)大手イー・アクセスの子会社のイー・モバイル、通信ベンチャーのアイピーモバイル。竹中総務相が同日、事実上の事業免許となる認定書を3社の代表に手渡した。総務省に出した事業計画によると、サービスの開始時期は、アイピーモバイルが2006年10月、イー・モバイルが07年3月、BBモバイルが07年4月になる見通しだ。

 アイピーモバイルは、通信料金が月額5000円以下での定額制という、従来の半額以下となる高速データ通信を行う計画だ。杉村五男社長は「ポケットに入るブロードバンド(高速大容量通信)端末の提供を目指す」としている。

 携帯電話業界では、契約数は9000万台に迫り、市場には限界が来ているとの見方が少なくない。ただ、イー・モバイルの千本倖生会長(イー・アクセス会長)は「新技術が出れば、市場規模は8兆5000億円でおしまいにならない」と強気だ。携帯会社を変えても、利用している電話番号をそのまま使える「番号持ち運び制度」が06年10月に導入されるのも、新規組には追い風とみられる。

 BBモバイルは、ヤフーをはじめソフトバンクグループが持つ動画やゲームなどを端末に提供する。イー・モバイルにはTBSに加え、吉本興業も出資する見通しだ。
(読売新聞) - 11月11日1時3分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051110-00000216-yom-bus_all