2005年11月11日(金) 00時00分

新手の振り込め詐欺多発 都に相談　３日で１４７件 （東京新聞）

　架空の信用情報機関を名乗って「ブラックリストに登録されたくなければ現金を郵送するように」との手紙を送りつける新手の「振り込め詐欺」への相談が都消費生活総合センターや区市の相談センターに相次いでいることが十日、分かった。電話番号を記載せず、免許証や健康保険証の写しを添付して手紙で問い合わせるよう求めているのが特徴で、同センターでは「名簿集めも狙った新手の詐欺」として、注意を呼びかけている。

　同センターによると、相談は九日までの三日間に百四十七件寄せられた。

　架空機関は「ＮＳＪ日本消費者情報機構　管理センター」。封書に「ＮＳＪの加盟業者四社から、ブラックリスト登録の申請があった」と記し、二十二日までに六万三千円を現金書留で送るよう求めている。

　さらに「個人情報保護法に関連して、電話の問い合わせには応じない」とし、問い合わせは郵便で免許証などのコピーを同封するよう求めている。

　加盟業者と称する四社は、都が既にホームページで架空請求会社として注意を呼びかけている会社。都は「かつて架空請求したが、現金を振り込まなかった相手に再度、封書を送っている可能性がある」としている。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20051111/lcl_____tko_____002.shtml