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2005年11月09日(水) 15時56分

<リフォーム詐欺>面積で見積もり、過剰工事批判かわす?毎日新聞

 大手住宅リフォーム会社「幸輝」(大阪府吹田市)のリフォーム詐欺事件で、同社が埼玉県上尾市の無職男性(71)方の屋根裏工事をする際、見積明細書の単位を補強金具を取り付ける数ではなく、面積にしていたことが同県警生活環境2課などの調べで分かった。同県富士見市の認知症姉妹の見積明細書も同様に書かれており、県警は単位を面積にすることで、過剰工事といわれる批判をかわす狙いがあったとみて、押収した資料の分析を急いでいる。
 調べでは、男性方の屋根裏には補強のためのL型金具など277点が取り付けられていた。金具の中には市場価格で単価10円のものもあったが、男性は工事代金として42万円を支払った。
 また、富士見市の姉妹のケースでは、見積明細書に「44平方メートル」と記載されていた。姉妹は「屋根裏補強工事など」に約63万円の契約を交わし、通常の3〜4倍の数の補強金具を取り付けられた。今回、詐欺容疑などで逮捕された同社埼玉支店元従業員の上条陽介容疑者(27)は同工事の申込書の責任者欄に、白石友一容疑者(37)はクレジット契約書に名前が残っている。
 姉妹宅を調査した1級建築士でNPO「ピュアライフ・ネットワーク」の石田隆彦理事長は「金具の数ではなく、取り付ける面積を単位にすれば、『実際の工事ではこれだけ必要だった』と言える。過剰工事との批判を巧妙にかわす余地を残している」と指摘した。【酒井祥宏、村上尊一】
(毎日新聞) - 11月9日15時56分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051109-00000061-mai-soci