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2005年11月07日(月) 15時26分

悪質リフォームで急成長 「幸輝」摘発産経新聞

社会問題化 次々と支店閉鎖
 お年寄りらを食い物にした悪質リフォーム業者がまた摘発された。埼玉県警と京都府警が七日、詐欺容疑などで強制捜査に乗り出した建設会社「幸輝」(大阪府吹田市)。近年、住宅リフォーム市場に参入し、急激に業績を伸ばした。二年前には中国に二百数十人規模で社員旅行に出かけ、中国人ホステスを集団買春したとして外交問題に発展したことも。しかし、悪質リフォームが社会問題化した以降は、各地の支店を次々と閉鎖していた。
 大阪府消費生活センターによると、府内の六十歳代の女性宅には昨年七月ごろ、同社従業員が「千円で屋根瓦のずれを直す」と訪問。従業員はその後、外壁や床下、台所などの改修を次々と勧め、契約総額は約一千百万円に。同センターが同社との返金交渉にあたったという。
 大阪市消費者センターにも平成十四年度に十八件、十五年度に十三件、十六年度に四件の相談が寄せられた。一昨年二月、同センターに相談した同市港区の男性(75)の自宅には「隣の屋根の工事であいさつに来たので、ついでに見てあげる」と訪問。屋根に上がって写真を撮って見せ「このままだと雨漏りする」などと不安をあおって約八十万円の契約を結ばせたという。同センターは昨年三月、強引な勧誘が市条例に違反するとして、幸輝を指導。当時、副社長だった谷尻浩社長は「七十歳代以上とは即日契約しないようにしており、当時の担当者をしかった」と話したという。
 民間の信用調査会社などによると、平成十三年に約七億円だった同社の売上高は、リフォームに参入した十四年に約二十二億円、昨年は約六十四億円に急成長。新卒者を積極的に採用し、営業マンに“気合”を入れる上司の声が店舗周辺にも響いていたが、悪質リフォームが問題になり始めた今年六月ごろからは、堺、埼玉、千葉支店を閉鎖したという。
(産経新聞) - 11月7日15時26分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051107-00000028-san-soci