悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2005年11月02日(水) 00時00分

「我慢しないでやせる」は誇大広告…経産省が処分へZAKZAK

 「我慢しないでやせる」などとの広告は誇大広告に当たるとして、経済産業省は1日までに、特定商取引法違反(誇大広告等の禁止)で、ダイエット飲料を販売していた通信販売業者のアサヒ産業(名古屋市)を近く行政処分する方針を固めた。経産省は業務停止命令を含めた厳しい処分を出す方向で最終調整している。アサヒ産業は商品販売の自粛を決めた。

 誇大広告の疑いがもたれているのはダイエット飲料の「鈴蘭沙棘(すずらんさじー)」で、年間売り上げは約80億円。アサヒ産業の井野友章専務は「誤解を与えると受け取られても仕方がない表現があった。認識不足だった。品質には何ら問題はなく、ご迷惑をお掛けし、申し訳ない」と話している。

 経産省によると、アサヒ産業は昨年末ごろから、全国の新聞の折り込みチラシに「我慢しないでやせる」「魔法の果実」などと誇大な表現で広告を載せ、中国などで採れたとするグミ科の植物から作った飲料「鈴蘭沙棘」を販売。1本30ミリリットルで、60本(1カ月分)を1万800円で全国に通信販売したという。

 経産省は根拠がなく、やせると広告することは消費者に誤解を与えると判断した。

 アサヒ産業によると、飲料には、ビタミン、アミノ酸、カルシウムなど美容にも有効な成分200種類以上が含まれているという。

 経産省などには約100件の苦情が寄せられており、半数近くは「やせなかった」という内容。広告には多くのダイエット体験談や女優の写真を掲載していた。

 アサヒ産業は健康食品や化粧品の製造をしている通信販売会社。中国に工場がある。

ZAKZAK 2005/11/02

http://www.zakzak.co.jp/top/2005_11/t2005110209.html