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2005年11月01日(火) 00時00分

【関連】東証ダウン 世界市場に影響の恐れ アジアの中核、2306社上場 東京新聞

 東京証券取引所は、ニューヨーク証券取引所、ロンドン証券取引所とともに「世界三大証券取引所」と位置付けられている。世界の株取引は、年間の売買代金、国内上場株の時価総額、上場企業数が上位三取引所に集中している。アジアで見ると、東証は年間売買代金などで群を抜く規模に達している。シンガポールや香港の売買高などが伸びているものの、名実ともにアジアの証券市場の中核だ。

 世界の証券市場は、東京、ロンドン、ニューヨークの順番で、二十四時間、取引の開始と終了が繰り返されている。世界の取引の一角を担う東証でシステムダウンが起きたことは、世界の取引の一部が止まったのと同じこと。東証の取引停止は、世界の金融市場に影響を及ぼしかねない。

 国際取引所連合の資料によると、二〇〇四年の東証の売買代金は三・二兆ドル(約三百三十六兆円)でニューヨーク(一一・六兆ドル)、ロンドン(五・一兆ドル)に次ぐ規模。同年末現在の上場会社数は二千三百六社で、ロンドンの二千八百三十七社には及ばないが、ニューヨークの二千二百九十三社を上回る。国内株の時価総額はロンドン(二・八兆ドル)より多い三・五兆ドルにのぼる。

■与謝野金融相「極めて遺憾」

 与謝野馨金融相は一日、閣議後の記者会見で、東京証券取引所でシステム障害が発生し、売買取引ができなくなっていることに関し、「東京市場は世界全体の市場にもつながっている。システムダウンで取引ができなくなっていることは極めて遺憾なことだ」と述べた。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20051101/eve_____kei_____003.shtml