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2005年11月01日(火) 11時08分

住宅リフォーム相談急増 県民生活センター上半期まとめ中日新聞

 【三重県】県民生活センター(津市栄町)は31日、本年度上半期(4−9月)に寄せられた消費生活相談の状況を発表した。全相談件数が5075件で前年度上半期より約4割減った中、住宅リフォーム工事に関する相談は1.5倍に増え、148件に上った。リフォーム業者が1人暮らしの高齢者を狙い、強引に工事契約を結ばせた悪質な事例もあった。 (紙山 直泰)

 住宅リフォーム工事をめぐる相談では、屋根、壁、増改築、塗装、内装、トイレなど衛生設備、耐震の工事契約に関するトラブルが目立った。

 148件の相談のうち、訪問販売によるトラブルは67%の100件。契約者が60歳以上だった例は62件に達し、高齢者が被害に遭いやすい実態を示した。

 具体的な事例では、1人暮らしの高齢者の家族から「親が訪問販売員から屋根工事を押しつけられ、契約してしまった。契約書の筆跡も親のものかどうか疑わしい」との相談があったほか、1人暮らしの高齢者本人から「床下に換気扇を取り付ける工事だけを契約したと思ったのに、電気配線工事もされてしまった」という相談もあった。

 相談の月別の内訳は、4月22件、5月20件、6月23件、7月34件、8月20件、9月29件。1年間で計217件だった前年度を大きく上回るペースで推移している。

 同センターは「相談者の中には、早めにセンターに相談し、クーリングオフ(契約解除)できた例もある。不審な訪問販売を受けたら、すぐに相談してほしい」と呼び掛けている。

 消費生活相談は同センターの窓口=電059(228)2212=へ。
(中日新聞) - 11月1日11時8分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051101-00000006-cnc-l24