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2005年10月22日(土) 03時09分

不払い5年で52億円 明治安田、会長ら3人辞意産経新聞

明治安田生命保険による不当な保険金の不払い問題で、同社は二十一日、平成十二年四月からの五年間で個人・団体あわせて千五十三件、五十二億円の不払いがあったという社内調査の結果を公表した。すでに辞任を表明していた金子亮太郎社長(64)のほか、宮本三喜彦会長(70)と小沢祐吉副社長(64)も引責辞任することを明らかにした。ただ、三人の辞任時期や後任の社長人事については言及を避けた。
 金融庁は同日、明治安田に対し来週にも行政処分する方針を固めた。明治安田は二月にも業務停止命令を受けており、体質の改善が求められる。
 調査結果によると、旧明治生命保険が平成十三年度、想定よりも保険金の支払額を抑えることを経営目標の一つに掲げ、査定を厳格化。病気などを隠して保険加入した場合に適用される告知義務違反を拡大解釈するなどして同年度以降に不当不払いが激増し、この基準は旧安田生命との合併後も引き継がれた。
 記者会見で金子社長は問題の原因について「ガバナンス(企業統治)が欠けていた。経営の責任が一番大きい」とし、辞任することを改めて表明。同日の取締役会で宮本会長と小沢副社長も辞意を示した。三氏の退職金は凍結する。他の役職員に対する処分は金融庁の検査結果などを踏まえて公表するという。
 調査を担当した特別調査分科委員会委員長の北尾哲郎弁護士は「不当な請求を排除するための仕組みが当初の目的から徐々にずれていった」と指摘。職員は不適切な不払いをしているという認識がないまま、機械的に査定基準をあてはめて支払いを抑制していたとした。また、法的なチェックをしなければならない法務室まで不払いに関与していたという。経営陣の責任について北尾弁護士は意図的関与を否定。「気づかなかったことによる経営責任はある」と指摘するにとどまった。調査は、北尾弁護士ら社外有識者三人が実施した。
(産経新聞) - 10月22日3時9分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051022-00000002-san-bus_all