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2005年10月21日(金) 00時00分

ATMの操作画面録画  受信機持った男逮捕 東京新聞

 東京都品川区のUFJ銀行五反田支店出張所内でカッターナイフを持っていたとして、銃刀法違反の現行犯で十三日に警視庁に逮捕された男が、紙袋の中にディスプレー付きの受信機を持っていたことが二十日、分かった。受信機には現金自動預払機(ATM)の操作画面が録画されており、捜査三課は、首都圏にある同行の無人ATMコーナー十数カ所で九月に相次ぎ見つかった隠しカメラとの関連を追及する。

 逮捕されたのは、住所不定、無職の男(37)。調べに「紙袋を持ってキャッシュコーナーに行けと指示されただけだ。目的は知らない」と供述。他のATMに隠しカメラを設置したり、取り外したりしたことを認める供述もしているという。

 調べでは、十三日午後五時すぎ、品川区東五反田二のUFJ銀行五反田支店東急五反田駅前出張所内でうろついている男に気付いた通行人の女性が「変な人がいる」と一一〇番した。駆け付けた大崎署員が職務質問したところ、持っていた紙袋からカッターナイフが見つかった。同出張所は無人ATMコーナーで、隠しカメラは仕掛けられていなかったという。

 紙袋には受信機やカッターナイフのほか、この男に行動を指示するメモ書きや携帯電話が入っていた。男は「インターネットのサイトを通じて男から仕事の依頼を受けた。男と会ったことはなく、携帯電話やメールで指示を受けた」と供述。指示に従って文京区内の駅近くで紙袋を入手し、文京と杉並、品川の三区内のATMコーナーやコンビニエンスストアの二、三カ所を回ったという。

 UFJ銀行によると、隠しカメラは、九月上旬に東京都港区内のATMに仕掛けられているのが見つかったのを皮切りに、東京、千葉、埼玉の三都県の無人店舗十数カ所で発見された。店舗の防犯カメラには、隠しカメラを仕掛けるしぐさをしている複数の男が写っていた。捜査三課は組織的な犯行の疑いが強いとみて調べるとともに、男の供述の裏付けを急ぎ、建造物侵入などの疑いで近く再逮捕する方針。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20051021/mng_____sya_____004.shtml