悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2005年10月05日(水) 14時31分

「がんに効く」アガリクス本で出版社役員ら6人逮捕読売新聞

 東京都内の出版社などが「アガリクスで末期ガンが消滅する」などとうたった書籍を出版し、キノコの一種のアガリクスから作った健康食品を販売していた事件で、警視庁生活環境課は5日、出版元の役員ら5人と健康食品販売会社の社長の計6人を薬事法違反(未承認医薬品の広告禁止、無許可販売)の容疑で逮捕した。

 書籍で紹介された「ガンが消えた」などという体験談は、大半がねつ造だった。書籍を広告ととらえた薬事法違反容疑で逮捕者が出たのは初めて。

 逮捕されたのは、出版社「史輝出版」(港区南青山)役員木村真木(49)(町田市金井町)、健康食品販売会社「ミサワ化学」(新宿区四谷)社長三沢豊(58)(小金井市東町)両容疑者ら。

 同課は、病気で入院中の史輝出版社長(52)が主犯格だったとみており、近く同容疑で立件する方針。また、書籍の監修者だった私立大学の名誉教授(75)や書籍の執筆者についても、同容疑で書類送検する。

 調べによると、木村容疑者らは、2001年と02年に出版した「即効性アガリクスで末期ガン消滅!」などと題した書籍2冊の中で、医薬品として国の承認を受けていない健康食品「即効性アガリクスS」について、「ガン抑制率100%」などと効能効果をうたって広告した疑い。

 また、03年7月から今年4月にかけて、書籍を購入したがん患者や家族ら14人に、同商品計205箱を計約639万円で無許可販売した疑い。

 これらの書籍には、巻末のページや、挟み込んだしおりに、問い合わせ先として「アガリクス研究センター」と称する電話番号を掲載していたが、この番号に電話すると、同商品を販売しているミサワ化学につながり、商品の注文を受け付ける仕組みになっていた。

 ミサワ化学は01年12月〜今年3月に、同商品を約20億円も売り上げていた。

 史輝出版が発行する書籍には、商品を服用した人が「ガンが消えた」などと語った体験談が多く掲載され、同商品の購入者の中には、体験談を読んで信じたという人も多かった。書籍の執筆者は同課の調べに対し、「以前に出版されたものを参考にしたり、図書館で調べたりして書いた」と、大半がねつ造だったことを認めている。
(読売新聞) - 10月5日14時31分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051005-00000206-yom-soci