子ども記者　取材着々ネット新聞１１月創刊（東京新聞）

2005年09月26日(月) 00時00分

　市のホームページ（ＨＰ）上で公開される「こどもインターネット新聞」の記者たちが、十一月の“創刊”に向け、取材活動を進めている。

　この「新聞」は、小中学生が取材した市内の名所や、スポーツ選手のインタビューなどを掲載する。記者となるのは、市民局人権・男女共同参画室が行った養成講座に参加した、市内の小学校五年生から中学校三年生までの十四人。八月末から各グループに分かれて活動を始めている。

　これまでに取材したのは、▽サッカーＪ１川崎フロンターレの我那覇選手のインタビュー▽フルーツパークでのナシ栽培の歴史や作り方▽川崎臨海部で事業展開するアジアの起業家たちのインタビュー▽麻生区のかかし祭り−など。

　取材のノウハウを指導しているＮＰＯ法人のインターネット新聞「Ｋ−ｐｒｅｓｓ」は、「全員が目を輝かせて熱心に取材を続けている」と話す。

　この新聞作りは、市が三月に策定した「市子どもの権利に関する行動計画」の実践として、新聞作製を通じて、子どもたちの意見表明をする能力を育てるのが狙いだ。今後、子どもたちと一緒に編集や構成を考えた後、十一月から、市のホームページの「こどもページ」に掲載する予定。

　　（飯田　忠久）

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