ネットで仲間集め強盗渋谷の金券ショップ被害　容疑者３人逮捕（東京新聞）

2005年09月20日(火) 00時00分

　携帯電話の「闇の職業安定所」というサイトを通じて知り合った男ら三人が強盗団を結成し、東京都渋谷区の金券ショップで現金などを奪ったとして、強盗の疑いで警視庁原宿署に逮捕されていたことが分かった。

　逮捕されたのは、北区豊島八、無職新川智康（３３）、住所不定、無職下山翼（２０）、狛江市東野川三、建築業石川将康（３８）の三容疑者。

　調べでは、三人は今年三月十三日午前十時二十五分ごろ、渋谷区代々木二の金券ショップに押し入り、男性従業員（３１）に「金を出せ。金庫を開けろ」と脅迫。男性の口を粘着テープでふさぐなどして金庫を開けさせ、現金約二百五十七万円を奪った疑い。

　三人とも容疑を認めているという。

　同署によると、新川容疑者と石川容疑者は以前から顔見知り。新川容疑者が三月、闇サイトに「リスクはあるが四十万円くらいの仕事がある」と書き込み、下山容疑者がこれに応じたという。

　三人は偽名を使って携帯電話で連絡を取り合い、犯行当日の午前七時半ごろ、ＪＲ新宿駅近くの飲食店で顔を合わせ、奪った現金は山分けしていた。

　下山容疑者が今月三日、警視庁に「強盗をやった」と自首、犯行が発覚した。

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