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2005年09月17日(土) 17時00分

カタロくじ:学生ら勧誘、実態はねずみ講 告発の対策弁護団、23日に説明会 /京都毎日新聞

 ◇「潜在的な被害者は多い」
 「誰でもできる。確実に稼げる。月何千万円の人もいる」。こんなうたい文句で、学生らをねずみ講に勧誘したとして、京都の弁護士らが16日、運営会社「Earth Walker」(大阪市中央区)の府警への告発に踏み切った。被害対策弁護団は23日に被害者向け説明会を開くと共に、訴訟など被害弁済に向けた法的措置も検討する。
 経済産業省によると、同社は「カタロくじ事業」と称するくじの通信販売事業を名目に若者を勧誘。年商12億円のうち、通信販売事業は月約250万円に過ぎず、大半が登録時に1口17万円を徴収する「オーナー契約金」収入。登録者には新規勧誘1口に2万円を払うなどとうたっていた。弁護団では「事業に実態がなくねずみ講だ」と指摘する。
 弁護団によると、直接相談を受けた被害者は京都、大阪両府の大学生ら計10人で、最大で5口(85万円)を契約したが、同社はクーリングオフに応じていない。また、府と京都市の消費相談窓口に今年7月までに約150件の相談があった。
 同社は同省から今月21日までの業務停止命令を受け、現在は連絡がつかない状態。別の会社名で同様の勧誘を続けている情報もあるという。
 弁護団は23日午後1時半、京都弁護士会館(中京区)で被害者説明会を開く予定で「潜在的な被害者は多いはず」と参加を呼び掛けている。問い合わせは平尾嘉晃弁護士(075・256・0224)。【太田裕之】

9月17日朝刊
(毎日新聞) - 9月17日17時0分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050917-00000259-mailo-l26