悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2005年09月16日(金) 00時00分

国税局でパソコン盗難 納税者データ 47万人分入りか 東京新聞

 東京都千代田区の東京国税局からパソコン二台が盗まれ、うち一台に納税者四十七万人分の個人データが入っていた可能性のあることが十六日、分かった。警視庁丸の内署は被害届を受理し、窃盗の疑いで捜査している。

 東京国税局によると、なくなったのは、滞納などを担当する徴収部と、法人課税を担当する課税二部が管理するパソコン各一台。徴収部のパソコンは、一時的に納税者約四十七万人分のデータを入れて作業をした後になくなっており、データを消去したかどうかの確認が取れていないという。

 データは、二〇〇三年分所得税の確定申告で収入金額一千万円以上の個人事業者の氏名、住所、電話番号、申告所得税の納税額、口座番号などが含まれているという。

 同国税局は「パソコンは、正確なIDとパスワードを入力しないと起動されず、データは暗号化されているため、情報流出の可能性は極めて低い」としている。いずれのパソコンも共有で鍵のかかる部屋の中で保管されていた。他に被害にあった金品はなく、鍵が壊された形跡もなかったという。個人データが入っていた可能性がある徴収部のパソコンは八月二日に最後に使用した後、所在が確認できなくなった。課税二部のパソコンは、担当者が三月下旬からなくなっていることに気付いていたが、職員が仕事で外に持ち出すこともあったため不審に思わなかったという。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050916/eve_____sya_____005.shtml