2005年09月10日(土) 18時54分

坂本弁護士の志忘れない　一家殺害事件で集会（共同通信）

　オウム真理教（アーレフに改称）による坂本堤弁護士一家殺害事件で、長男龍彦ちゃん＝当時（１つ）＝の遺体発見から丸１０年の１０日、「坂本弁護士と家族を救う全国弁護士の会」などが横浜市で「こころざしは時を超えて」と題する集会を開き、あらためて事件を振り返った。
　集会には約２５０人が参加。坂本弁護士の高校時代の友人は「正義感の固まりで『弱い人を助ける弁護士になりたい』と夢を語っていた」と人柄を紹介した。妻都子さん＝同（２９）＝の父大山友之さん（７４）は「事件の本当の姿は今でも見えていない」として当時の警察の捜査を批判した。
　音楽が趣味だった坂本夫妻をしのび、都子さんが学生時代に作った詩を基に作曲された「ＳＡＴＯＫＯ」が演奏されると、会場からすすり泣きが漏れた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050910-00000118-kyodo-soci