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2005年09月06日(火) 00時00分

万博で広がれ!緑の消費者の輪 津島の飯尾さんら活躍 東京新聞

 津島市で自然食品の販売に携わる飯尾裕光さん(30)が、愛・地球博(愛知万博)ささしまサテライト会場のエコライフプラザで、実行委員の一人として活躍している。同プラザは行政と市民、事業者が手を携え、グリーンコンシューマー(緑の消費者)の輪を大きく広げるための情報を集めた市民広場。万博も会期が残り少なくなり、飯尾さんらは「閉幕後、どんな“遺産”が残せるか」の議論を深めている。 (上田 寿行)

 エコライフプラザは、同サテライト会場の市民展示館の一角にあり、環境市民団体や事業者などが参加する実行委と名古屋市が共同で運営。環境を考えた商品や店を選んで買い物をするグリーンコンシューマー運動の普及をテーマに、環境に優しいさまざまな商品を紹介したり、関連のワークショップ(体験型講習)を開いたりしている。

 津島市内で自然食品店「りんねしゃ」を営む飯尾さんは六月に入場者として同プラザを訪れ、スタッフと交流する中、事業者としての実績や経験を買われ実行委に加わった。会議では毎回、プラザの展示やイベントへのアドバイスなどをしている。

 万博の期間中、同プラザでは、行政と市民団体、事業者とが環境問題を軸にして交流を深め、新たなネットワークをはぐくんできた。閉幕が近づき、実行委では今、半年間の活動を集約しつつ「万博の後に何を残せるか」を議論している。

 飯尾さんは「愛知万博によって、これまでバラバラだった行政、NPOなどの市民、生産者・事業者の三者が一つにつながった。ここから、グリーンコンシューマー運動をさらに力強く推進していくための具体的な事業プランを作り上げ、地域に提案したい」と語る。

 「りんねしゃ」は現在は株式会社だが、環境保護や安全な食を守る市民運動から出発した組織で、二十年の歴史があるという。飯尾さんは「培った経験やノウハウを生かしたい」と、ポスト万博へ向けて知恵を絞っている。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/ach/20050906/lcl_____ach_____003.shtml