2005年08月29日(月) 00時00分

衆院選の経済効果じわり、ライブドア株急騰…（ZAKZAK）

世論調査で人材派遣急増…写真＝が自ら出馬することで注目を集めるライブドアは、株価やポータルサイト閲覧数が一段と上昇。人材派遣のフジスタッフは、マスコミの世論調査などで受注が急増した。投開票システム機材を扱うムサシも「特需」を目いっぱい享受しようと鼻息は荒い。

　堀江社長が出馬表明した１９日、ライブドア株は通常の約７倍に当たる１億５０００万株の売買を集め、今年最高値となる５３６円を記録した。民間調査会社のネットレイティングスによると、１５−２１日のサイト閲覧数は１億７７５５万と、前週より約１１００万増加。同社は「プロ野球参入、ニッポン放送買収合戦に続き、衆院選も成長の起爆剤になる可能性がある」と指摘する。

　フジスタッフは２３日までに延べ６０００人の派遣を受注。売上高約１億円、営業利益で約２５００万円の増加を見込み、通期業績を上方修正する可能性も出てきた。また、ムサシには連日、機材の販売やレンタルで１００件以上の問い合わせがあり、「後に控えている地方選での販売にも結び付けたい」（広報室）と余念がない。

　一方、携帯拡声器で高いシェアのＴＯＡでは、「突然の解散だけに、候補者は政策論争の準備で頭がいっぱい。手持ちの機材を使い回すケースが多そう」（経営戦略室）として、通常の総選挙時に比べ効果は期待薄とみている。

ZAKZAK 2005/08/29

http://www.zakzak.co.jp/top/2005_08/t2005082910.html