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2005年08月27日(土) 15時29分

<悪質リフォーム>「INAXと業務提携」虚偽DMで勧誘毎日新聞

 住宅リフォーム会社「サンイースト」(東京都葛飾区)が、昨年都から行政処分を受けて事業を系列会社に移した際、大手住宅設備メーカー「INAX」(愛知県常滑市)と業務提携したとする虚偽の内容のダイレクトメール(DM)で排水管洗浄の勧誘をしていたことが分かった。消費者保護のために不当表示を禁じた景品表示法に抵触する疑いがあり、INAX側は法的措置を取ることも検討している。
 関係者によると、昨年6月に特定商取引法による処分(改善指示)を受けたサ社は、クレジット会社から取引を中止されるなどして営業を続けることが難しくなった。このため正井敏仁社長は、不動産業などを行っていた系列会社「ベリタス」(千葉県市原市、03年設立)に事業を引き継いだ。
 その際、べ社がサ社の顧客に出したDMには「サンイーストは株式会社ベリタスとして新しく発足いたします」「一部上場会社INAXと業務提携」「業務提携キャンペーンとして排水管洗浄を格安にて承っております」などと記していた。関係者によると、DMは数千通に上り、現場の営業員もINAXと業務提携したとの説明をしていたという。
 INAX広報室は「業務提携の事実はない。当社は03年10月に上場廃止しており、一部上場会社でもない。必要であれば、法的措置を取ることも検討したい」と話している。毎日新聞の文書での質問に対して、正井社長から回答はない。
 サ社は、江戸川区の男性(故人)宅に約3.75トンの床下調湿剤をまいたり、耐震用と称した金具を多数つけるなどし、計2115万円分の工事をしていたことが明らかになっており、男性の遺族から工事費の返還を求められている。【須山勉】
 ■ことば(景品表示法) 正式名称は不当景品類及び不当表示防止法。消費者の利益を保護するため、商品やサービスを販売する事業者が客を勧誘するために誇大・虚偽の表示をしたり、過大な景品を提供する行為を禁じている。公正取引委員会は違反事業者に対し、行為の中止を求める排除命令を出すことができる。
(毎日新聞) - 8月27日15時29分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050827-00000042-mai-soci