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2005年08月13日(土) 15時55分

自殺サイト殺人 出所直後から計画?産経新聞

昨年4月 ネットカフェ出入り
 自殺サイトを悪用した連続殺人事件で、大阪府堺市の人材派遣会社社員、前上博容疑者(36)が、以前の傷害事件で服役していた刑務所を出所した直後の昨年四月から、インターネットカフェに出入りし始めたり、デジタルカメラ付き情報端末など犯行に使用した道具を買い集めたりしていたことが十三日、府警河内長野署捜査本部の調べで分かった。捜査本部は、前上容疑者が出所直後から犯行準備を進めていたとみて追及している。
 調べでは、前上容疑者は平成十三年三月から六月にかけ、中学生らの首を絞める事件を起こし、傷害罪などで懲役一年、執行猶予三年の判決を受けた。猶予期間中の十四年四月にも同様の事件を起こし、十六年三月まで約二年間服役した。
 前上容疑者は出所後の昨年四月、自宅近くのネットカフェに会員登録し、頻繁にインターネットにアクセス。ホームページ上に掲載した小説に、女性の口と鼻をタオルでふさぎ失神させて窒息死させるなど、今回の事件に酷似した内容を書き残していたという。
 また、昨年五月には撮影、録音機能がついたPDA(携帯情報端末)を、その後になってプリペイド式携帯電話もそれぞれ購入していたことも判明した。
 この携帯電話では、同府豊中市の無職女性=当時(25)=を犯行当日にメールを送って誘い出していたほか、情報端末では三人の殺害時に苦しむ様子を記録していたという。さらに昨年十月には自殺志願者のなかから殺害対象者を見つけ出すため、自殺サイトへのアクセスを始めていたという。
 前上容疑者は「刑務所に入りたくなかったが、性的衝動を抑え切れなかった」と供述しており、捜査本部は、服役中に抑え込んでいた特異な欲望を出所とともに実行に移そうとしたとみている。
(産経新聞) - 8月13日15時55分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050813-00000037-san-soci