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2005年08月12日(金) 00時00分

七夕過ごす異性、ネットで募集 お見合いサイトが人気 東京新聞

 【上海=豊田雄二郎】十一日は旧暦の七夕、中国では情人節(バレンタインデー)。チョコレートを贈ったり、恋人同士で過ごしたりするカップルも増えてきたが、インターネットが盛んな中国らしく、この日だけの「相手」を探すお見合いネットのサイトが人気を集めた。ただラブレターにはなぜか「貧乏」「不細工」などと自分を卑下する表現が目立つ。

 上海紙、青年報によるとこのサイトは一週間近く前から登場。男女が自分の特徴や相手の希望などを記し、返事が来るのを待つ。合意すれば当日実際に会って一緒に食事やゲームなどをする。本物の恋人を求めるよりも七夕をともに過ごす異性を探すまでの過程を楽しんでいるという。大半が二十代前半で、七夕後は相手と二度と会うことはないと答えている。

 見合いの応募文書は多くが「僕はすごく貧乏。奇麗な女性と七夕を過ごしたい」「不細工な僕をけったりしないで」などと書き連ねている。

 こうした表現について有識者は「今の若者はネットの向こうの相手に過大な幻想を持たない。逆に自分を卑下した方が相手に興味を持たせ、自身もやみつきになるのでは」と同紙に話した。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20050812/mng_____kok_____004.shtml