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2005年08月07日(日) 03時10分

契約取りやすい顧客情報、業者間で売買…次々販売読売新聞

 高齢者らが訪問販売業者と相次いでリフォームなどの契約を結ばされる「次々販売」で、業者同士が契約の取りやすい客を「あまい家」と呼び、顧客情報を売買していたことが、静岡県警に逮捕された元業者の調べから分かった。

 顧客情報の売買によって、複数の業者が一人暮らしのお年寄りらを集中的に狙うことにつながっているとみられる。

 客の情報を売買していたのは、静岡県警が4月末に詐欺容疑で逮捕した元床下工事業田代佳治被告(35)ら。

 調べによると、田代被告ら2被告は別々の床下工事会社に勤務していたが、1998年ごろからそれぞれが持っている顧客の情報を売買するうちに、知り合うようになった。

 さらに、田代被告らは2000年ごろに独立し、02年ごろまで一緒に仕事をしていた。この間、同じ床下工事をしている業者間で、注文を取りやすいお年寄りなどの情報を頻繁に交換。ほかの業者が、ある家の床に防湿用の炭を入れたことを知ると、逆に、その客に「炭を取り出すことが必要」などと説明して代金を支払わせていた。

 田代被告らは、悪質な床下換気工事で被害を受けた静岡県浜松市の70歳代の女性に対し、弁護士を名乗って「代金の返還訴訟を起こさないか」と持ち掛け、15万円をだまし取った容疑で逮捕された。この女性も田代被告らが以前、床下工事を請け負っていた客の一人だった。
(読売新聞) - 8月7日3時10分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050807-00000301-yom-soci