2005年08月02日(火) 17時01分

個人情報：京都市職員、女性の情報閲覧しメール−−市が処分　／京都（毎日新聞）

　南区役所市民窓口課で主任を務める男性職員（４６）が住民基本台帳の端末を使って、知人女性の個人情報を閲覧、女性にメールで送りつけていたことが発覚。市は地方公務員法に基づき、職員を停職２カ月の懲戒処分にすると共に、市個人情報保護条例違反の疑いで九条署に刑事告発した。
　市によると、男性職員は今年５月ごろに知り合った飲食店の女性に好意を抱き、７月、職場にある端末機を使って女性の個人情報を閲覧。婚姻の有無を調べた上で、「聞いている話と違うのはなぜか」などとするメールを女性に送信した。教えていない情報だったため、女性とその職場の知人たちが職員に抗議、やり取りの中で職員は女性の情報を私的に調べたことを認め、上司にも相談したという。
　この端末は、住民基本台帳の情報を収めたもので、住基ネットとは接続していないという。同区役所の前田禎司郎・区民部長は「個人情報を保護すべき職員が起こしたことは許しがたい。厳正に処分するとともに、再発防止に努めたい」と話している。【中村一成】

８月２日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050802-00000220-mailo-l26