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2005年07月27日(水) 09時33分

スパムメールに学ぶjapan.internet.com

私はいつも、 スパムメール から学んでいる。

スパムメールの送信者は、Eメールマーケターと同じことを求めているからだ。ただし、やり方が受信者の同意を得ていないだけだ。

スパムメールの送信者は、受信者に指定の行動を取らせようと、誘惑的件名とコンテンツで特定 URL をクリックさせようとする。

この行為は、Eメールマーケターがメルマガの読者にさせようとする行為と同じだ。目的は同じなのだが、送信のやり方が違う。

こんな話がある。

「受信者の望むスパムメールであれば、そのメールはスパムメールではなく、幸運のメールになる」

Eメールマーケターは、読者が喜ぶメルマガを配信することで、読者の信頼を得ようとする。そのために、読者のニーズを分析し、それにあった内容のコンテンツを編集し、配信する。

スパムメールの送信者は、受信者がメールを解除しようがしまいが関係なく、メールをばらまく。幸運のメールだと思う受信者にヒットすれば、それで目的は達成される。

どちらもスポンサーがついて利益が転がり込む。お互いのビジネスルールだけが違うだけだ。スパムメール送信者のリスクは法の処罰であり、Eメールマーケターのリスクは読者の解除率だ。

お互いそれぞれのリスクの上で、メールの受信者に特定の行動に誘導しようとしている。こう理解したうえで、最近届いているスパムメールの件名を分析してみたい。

■魅力的な件名のコピー

・仕事しすぎないで!
・お相手はキャリアウーマンのみです
・今平気ですか?
・選ばれた方のみに配信しています
・Re:社長から……
・※再送信です。申し訳ございません。
・お久しぶりです
・お問合せの件
・【ご当選】貴方様に女性より特別優先オファーが入りました
・◆◆トコ夏ダイ企画◆◆高級女性がお相手を探しています。※先着順

仕事でメールを見る機会の多い私にとって、「お問合せの件」というようなビジネス関連の Keywords があると、ついついメールを開いてしまう。「お久しぶりです」とか「今平気ですか?」なんて言葉が件名にあると、友人からのメールと間違えてしまう。

件名は、実に受信者の関心をもてあそぶようなコピーになっている。だが、本文のコンテンツを見ると、件名ほど感心する内容と編集がなされていない。この辺が、Eメールマーケターと差が出るところだろう。

■スパムメールのビジネス論理

1,000万通の迷惑メールを配信して、その中の1%の幸運のメールと思う人にヒットすれば、ビジネスとして成功する。

1,000万通の同意を得たメルマガを発行して、1%の読者が期待する行動を起こしてくれれば、メルマガビジネスとして成功する。

共通するポイントは、受信者の数がある規模以上であると、規模が物を言うビジネスができてしまうことだ。

ただ、スパムメールの送信者は、敵を多く作り警察に追われる逃亡者の身になり、Eメールマーケターは、胸を張ってビジネスの成功を味わい、読者からファンメールを受け取る。

英語に White knight と Black Knight がある。共通点は、どちらも Knight である。スパムメールの送信者とEメールマーケターの場合は、メールである。紙一重の違いで White にもなり、Black にもなる。

従って、お互いに学ぶ点があるのだ。これからのEメールマーケターは、敵を知る努力が求められる。特に、敵のメールと差別化を図るうえで工夫が求められる。(執筆:吉田憲人 Eメールマーケティング コンサルタント)

記事提供: 失敗しないEメールマーケティング



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(japan.internet.com) - 7月27日9時33分更新

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