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2005年07月22日(金) 00時00分

検索データだけ表示 悪用防止へ新システム  来月から蒲郡市 東京新聞

 住民基本台帳の閲覧制度の悪用を防ぐため蒲郡市は八月一日から、世帯構成が分からないよう、年齢や住所など事前申請があった条件で検索したデータだけをパソコン画面に表示するシステムを採用する。こうしたシステムは東海三県で初めて。

 新システムでは、閲覧希望者は閲覧したい地区や年齢、性別などの条件と閲覧目的を明記した申請書を事前に提出。職員がパソコンで条件を入力し、閲覧希望者は該当データだけを市民課に設置された二台のモニター画面で見る。初めての閲覧者には事前審査もあり、利用目的と閲覧対象の条件が一致しないケースでは閲覧を許可しない。

 台帳そのものを見るこれまでの方式では、特定の一人を閲覧しても、前後に掲載されている家族全員の住所、氏名、年齢も分かってしまうが、新システムではこうしたことができなくなる。

 名古屋市で台帳から割り出した母子家庭を狙った犯罪が起きるなどしたため、蒲郡市が対策を練ってきた。県内では知立市や刈谷市が、閲覧リストの並び順を不規則にする工夫を今月から始めている。 (原 誠司)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/ach/20050722/lcl_____ach_____000.shtml