2005年07月20日(水) 00時00分

闇の職安で応募、ネット強盗団メンバーに懲役１４年（ZAKZAK）

　インターネットの掲示板に書き込まれた強盗の共犯者募集に応じ、静岡、愛知、三重の３県で民家９軒に押し入り金品を奪ったとして、強盗致傷などの罪に問われた男（４２）の判決公判で、名古屋地裁の伊藤納裁判長は２０日、懲役１４年（求刑懲役２０年）を言い渡した。

　伊藤裁判長は判決理由で、「組織的な犯行で、３カ月の短期間で計約９００万円もの現金を奪い、約４００万円の分け前を受け取った刑事責任は重大」と述べた。

　判決によると、男はネットを通じて集まった共犯者数人と２００３年１２月から０４年２月の間、名古屋市、三重県桑名市、静岡県浜松市で民家に侵入。住人を脅して現金やキャッシュカードなどを奪い、うち１件は未遂だった。

　いずれもネットを見て応募した数人と共謀し、互いに身元は明かしていなかった。男は２件目以降、犯行を指示するなど主導的な役割だったとされる。

ZAKZAK 2005/07/20

http://www.zakzak.co.jp/top/2005_07/t2005072036.html