悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2005年07月14日(木) 02時48分

三菱ふそう 再リコール車また異常 作業手順守らず確認怠る産経新聞

 三菱ふそうトラック・バスが四月に再リコール(回収・無償修理)を届け出たサスペンション系統の不具合で、販売会社での改修が手順通りに行われなかったため、大型トラックが走行不能になるトラブルが起きていたことが十三日、分かった。
 作業ミスによる再リコール車のトラブルは先月にも発生。同社は全国の販売会社に作業内容の順守を通知し、今回の作業員(36)も把握していたが、時間短縮のため意図的に手順を変えていたという。ふそうグループのずさんな安全管理の実態が改めて浮かんだ格好で、国土交通省は同社に再発防止の徹底を指示した。
 ふそうによると、トラブルは七月七日、富山県高岡市で発生。トラックの運転手が作業場内でバックした際に異音が発生し、調べたところエアサスペンションVロッドの取り付けボルト二本が脱落、折損していた。けが人はなかった。
 同社は昨年九月、Vロッドのリコールを国交省に届け出た。しかし、販売会社に正確な作業手順が示されなかったため、改修時のミスでボルトが緩み車軸がずれるなどのトラブルが続発し、四月になって再リコールを届け出ていた。
 今回トラブルの起きたトラックは七月一日、販売会社「山陰三菱ふそう」の鳥取県内の工場で再リコールの改修を受けたが、作業員がボルトを締める際、ねじのかみ具合を確認しないまま、禁止されている機械式工具を使用。作業のチェックリストには正常な手順を装ったような虚偽の記載をしていた。
 ふそうは「チェック体制を強化し再発防止に努めたい」としている。
(産経新聞) - 7月14日2時48分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050714-00000023-san-soci