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2005年07月12日(火) 00時00分

中国ビールに発がん物質か 東京新聞

 中国産のビールに発がん性が指摘されるホルムアルデヒドの成分が多量に含まれているとの情報があり、厚生労働省食品安全部は十一日、全国の検疫所を通じ輸入業者に中国のメーカーへの事実確認を求める通知を出し、中国政府にも外務省を通じて調査を要請した。ホルムアルデヒドの食品への添加は食品衛生法で禁止されている。

 財務省によると、中国からのビールの輸入量は、二〇〇〇年には約六十九万リットルだったが、昨年は百七十七万五千リットルに急増。小瓶に換算すると約五百万本になる。

 厚労省に入った情報によると、ビールの沈殿物を除去する工程で通常は人体に無害なシリカゲルなどを使うが、中国のビール業者は価格の安いホルムアルデヒドを使用している恐れがあるという。ただ、外国資本の入っている工場では使っていないとの情報もある。

 厚労省は、韓国の中央日報が中国での報道を引用する形で、ホルムアルデヒドの含有問題を報じたことを確認している。

 中国からビールを輸入している国内業者は七社で、昨年の輸入件数は百件程度だという。

 厚労省は「ホルムアルデヒドの含有検査は水や魚などでは確立しているが、炭酸や雑成分が多く含まれるビールからの検出法はないのが現状」と説明。「確実な検査法があれば実行するが、現段階では製造者に確認するのが最善と判断した」としている。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050712/mng_____sya_____013.shtml