2005年07月08日(金) 00時00分

セールで偽ブランド販売 容疑の社長ら逮捕 （東京新聞）

　県警生活経済課と柏署などは七日、商標法違反の疑いで、柏市若柴、会社社長日出山恒雄（５９）、同市大津ケ丘三、会社役員浪江健一（３９）の二容疑者を逮捕、同市内の倉庫などから偽ブランドのバッグ、財布など約三千六百点を押収したと発表した。

　調べでは、両容疑者は今年四月中旬ごろ、同市柏三で経営していた店舗「ＭＧＮブランドショップ」で、クリスチャンディオールに類似した標章を付けたキーケースを東京都杉並区の女性（３０）に一万三千八百円で売り、ディオールの商標権を侵害した疑い。二人は容疑を認めている。

　女性が商品を偽物と疑い、柏署に届け出た。両容疑者は「当初は店頭の商品の半分は偽物だったが、六月初旬にすべて本物に入れ替えた」と供述しており、七月十六日から三十一日までセールを開き、在庫の偽物の処分を考えていたという。

　日出山容疑者らは、三月に同店を構えてから、約八千万円を売り上げているが、開店セールでは柏市近辺の新聞にチラシを折り込み、偽ブランド品を参考価格から七−五割引きで販売。「偽物ではないか」などの指摘も二十件近くあったが、従業員が返品などをしてごまかしていた。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20050708/lcl_____cba_____003.shtml