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2005年07月06日(水) 00時00分

病院側も争う姿勢 境町で患者死亡の訴訟 東京新聞

 境町の茨城西南医療センター病院で二〇〇三年十二月、治療を受けた猿島郡の当時七十代の女性が脳幹圧迫で死亡したのはCTスキャン検査でくも膜下出血を見落としたためとして、遺族ら四人が同病院を経営する県厚生農業協同組合連合会(水戸市梅香)を相手に、計約六千二百万円の損害賠償を求めた訴訟の第一回口頭弁論が五日、水戸地裁(松本光一郎裁判長)であった。

 被告側は答弁書で、くも膜下出血が見つけられなかった診断の誤りは認めた。だが、仮に出血が発見できたとしても、くも膜下の「再出血や状態悪化は避けられなかった」と、診断ミスと死亡との因果関係を否定、全面的に争う姿勢を見せた。

 訴状によると、女性は〇三年十二月二十七日午前四時半ごろ、「頭が痛い」と同病院に訪れ、CTスキャン検査で「異常なし」と診断され帰宅した。同日午前七時ごろ、呼吸困難の症状を示しているのを家族が発見し、同病院に搬送。くも膜下出血であることが判明し、治療したが、翌日死亡した。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20050706/lcl_____ibg_____004.shtml