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2005年06月30日(木) 14時59分

悪徳リフォーム4人逮捕 詐欺など疑い 全国で契約115億円超 警視庁産経新聞

 中堅リフォーム会社グループ「サムニン」(東京都)が高齢者宅などを狙って不要なリフォーム工事を契約し、代金をだまし取っていた事件で、警視庁生活経済課は三十日、詐欺と特定商取引法違反(不実の告知)の疑いで、「サムニンイースト」の元幹部、鎌田悟容疑者(28)=東京都大田区西蒲田=ら四人を逮捕し、同容疑で逮捕状を取った元社員一人の行方を追っている。グループは全国三十四都府県の数千人から百十五億円以上を荒稼ぎしており、悪質リフォーム商法では最大規模の摘発となる。
 警視庁は、元幹部らが、営業成績を上げるために当初から高齢者らをだます意図があったことを悪質と判断した。
 同グループに関しては各地の消費生活センターなどに苦情が寄せられていたが、行政指導などを受けるたびに社名や所在地などを頻繁に変更。摘発逃れを続けてきた。
 調べでは、鎌田容疑者らは平成十四年から十六年にかけ、茨城県土浦市内に住む男性公務員(40)ら四人に「家の基礎にひびが入っている。放っておくと大変なことになる」などと言って必要のない床下や屋根裏の改修工事を契約。計約二百七十万円をだまし取った疑い。
 通常五十万円程度の壁の塗り替え工事で二百万円を請求するなどし、一件の契約で二千五百万円以上の高額請求をしたこともあった。
 元社員らには契約高に応じて歩合給が支払われていた。
 サムニンイーストは主に東日本地域で、サムニンウエストは西日本地域での営業活動を担当していた。
 ■特定商取引法 訪問販売や通信販売などの公正な商取引と、購入者の利益保護の観点から定められた。いわゆるマルチ商法の連鎖販売取引も規制している。販売業者は契約の際、購入者の判断に影響を及ぼす重要な事項などについて実際と異なる説明をしてはならないとし、相手を威圧したりして困惑させる行為も禁止している。
(産経新聞) - 6月30日14時59分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050630-00000025-san-soci