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2005年06月29日(水) 00時00分

ガソリン小売値 来月から125円突破も 東京新聞

 石油元売り大手の新日本石油は二十八日、七月一日以降出荷分のガソリンの卸売価格を六月に比べて一リットル当たり三・一円値上げすると発表した。原油価格の高騰によるコスト上昇が値上げの背景で、新日石以外の元売り各社も出光興産が三・四円、ジャパンエナジーは三・六円の値上げを決定。コスモ石油は今年五月に比べ三・五円引き上げる。レギュラーガソリンの全国平均小売価格は現在一リットル百二十三円程度だが、七月からは一リットル当たり二円以上高い百二十五円を超える可能性も大きい。原油価格高騰が家計に重くのしかかりそうだ。 

 原油市場で国際指標となる米国産標準油種(WTI)の先物価格が一バレル=六〇ドル台を突破し、日本が輸入する原油の指標である中東産ドバイ原油も、五月平均で一バレル=四五・四二ドルだったが、六月は四九・八七ドルに値上がりした。対ドルの為替レートも約一・八円の円安で、円建ての調達コストが上昇した。

 ドバイ原油は現在一バレル=五三ドル台だが、現在の相場状況が続けば、八月のガソリン卸値はさらに引き上げられる見通しだ。

 新日石の卸価格は今年二月から五月まで四カ月連続で上昇。五月の原油価格が落ち着いたため、六月は一・三円の値下げとなったが、七月は再び値上げに転じることになる。

 新日石の一月から六月分の卸値の累計引き上げ幅は一二・六円。ただ、激しい販売競争によって卸値の値上げは、小売価格に転嫁し切れておらず、六円程度にとどまっているという。小売価格上昇に向けた圧力も強まりそうだ。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20050629/mng_____kei_____003.shtml