悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2005年06月28日(火) 19時42分

<京都>悪質リフォーム 「契約は無効」と提訴朝日放送

最近問題になっているお年寄りなどを狙った悪質リフォーム商法。京都ではきょう、統合失調症の男性が屋根や床下の工事を契約させられたとして、契約の無効などを求める訴えを起こしました。

「このまま放っておくと屋根が落ちてきますよ」「床下にカビが生えてダメになりますよ」などと、言葉巧みに不安をあおる悪質リフォーム業者。最近はお年寄りや認知症の人たちが狙われ、問題となっています。

今回、工事契約の無効などを求めて訴えを起こした京都の63歳の男性も、統合失調症を患っていました。男性の担当弁護士が「全く効果の無い耐震補強工事をあたかも効果があるように告げて契約を申し込ませた。いわゆる悪質リフォームの典型例」と話してます。男性は今年3月、家を訪ねてきた男に「このままでは屋根が落ちる」と不安をあおられ、屋根裏の補強工事を契約させられました。屋根裏の梁は、金具で補強されているかのようにも見えます。しかし、専門家は、「この金具は、ないよりあった方がマシだが、耐震補強工事としては不必要な金具だと思います」と断言します。

さらに男性は、この業者から、「風呂場から水が漏れて錆びている」と言われ、190万円の床下工事を契約させられていました。この風呂場の工事が行なわれたのは屋根裏の工事から8日後。つまりクーリングオフの期限が切れた直後。「次々商法」と呼ばれる手口そのものです。この悪質な契約に男性の姉が気付き、業者に中止を要請。工事は今も中断したままになっています。男性の姉は「(これで)5回目です。これが終わったらまた次、何かやろうと思ってたに違いない」と話しています。統合失調症の男性を言葉巧みに契約させた悪質な手口。訴えを起こされた業者は、「現時点で申し上げることはない」としています。
(朝日放送) - 6月28日19時42分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050628-00000006-abc-l26