2005年06月27日(月) 21時33分

用水路１８００万投げ捨て、窃盗主犯格の女に実刑判決（読売新聞）

　仲間と共謀して元交際相手宅から現金約６０００万円を盗み、埼玉県蓮田市内の用水路から捨てた現金の一部が見つかったことから発覚、窃盗などの罪に問われたさいたま市南区太田窪、無職阿部啓美被告（２５）の判決が２７日、さいたま地裁であった。

　蛯名日奈子裁判官は「具体的な犯行計画を示すなど、犯行の中心となった」として、懲役３年（求刑・懲役４年）を言い渡した。

　判決によると、阿部被告は、飼い犬をけり殺されたことなどから、交際していた会社員中江匡志容疑者（２６）（特定商取引法違反容疑で逮捕）にうらみを抱き、今年１月２７日午後６時ごろ、元同僚の男２人（窃盗罪などで公判中）と共謀し、当時、同県上尾市内にあった中江容疑者方に侵入し、現金を盗んだ。

　盗んだ金はほぼ３等分したが、阿部被告は「（中江容疑者が悪質リフォーム営業で）人をだまして稼いだ金。持っているのが嫌になった」として、盗んだ直後に自身の取り分を用水路に捨て、約１８００万円が発見された。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050627-00000214-yom-soci