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2005年06月25日(土) 00時00分

医療過誤の模擬裁判 法曹界と医師ら理解深めよう  東京新聞

 県内の裁判官や弁護士、医師らでつくる「さいたま医療訴訟協議会」は二十三日夜、さいたま市浦和区の県民健康センターで医療過誤の損害賠償訴訟の模擬裁判を開いた。医療過誤訴訟が多発する中、法曹界と医療関係者の理解を深めるのが目的。会場には法曹、医療関係者ら約二百七十人が詰めかけた。

 模擬裁判は、胎児仮死状態で出生し、呼吸障害を起こす「胎便吸引症候群」で死亡した子どもの両親が、産婦人科医を相手に損害賠償を求める訴訟を起こしたという設定。さいたま地裁の裁判官や県内の医師、弁護士らが、証人尋問や弁論などに立った。

 模擬裁判後の質疑応答では、会場の男性から「緊急の状況では、カルテの記載よりも目の前の患者の治療を優先してしまい、記載漏れがあることもある。それでも(医師側に)不利な判決になることもあるのか」と質問。原告側弁護人役を務めた弁護士は「緊急の措置の後にも、カルテに記載する時間を確保することは可能では」と答えていた。 (鈴木 晃司)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/stm/20050625/lcl_____stm_____001.shtml