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2005年06月24日(金) 00時00分

リフォーム訪問商法で75歳、1800万円の被害朝日新聞・

 高齢者を狙った悪質なリフォーム訪問商法が相次いでいる問題で、長崎市内でも75歳の独り暮らしの女性に業者11社が群がり、00年3月〜05年3月の間に1800万円を超える契約を結ばせていたことが、同市消費生活センターの調査で分かった。
 同センターによると、女性宅には床下や天井裏に換気扇19台、乾燥剤約80袋分が置かれ、「補強用」の名目で金属のプレートなど約500個が取り付けられていた。同センターは「改めて換気扇や乾燥剤などを置く場所ではなく、効果には疑問がある」と話す。
 女性は月額7万円の年金と健康管理手当4万円で生活していた。当初800万円あった預金も底をつき、500万円のローン残額を払えなくなって今年3月、同センターに相談した。現在、弁護士が契約の無効と支払金の返還を各業者と交渉しているという。
 長崎市内では昨年、計109件の被害があり、77件の被害者が60歳以上だった。

 「点検商法」とも呼ばれる悪質業者の代表的な手口は、家屋などの少額の修繕を持ちかけ、工事終了後に「サービス期間中で床下の無料点検をしています」などと言い出す。点検をした上で「湿気が多いですよ。柱が腐ってしまうと高額な改修費用がかかります」と不安をあおり、換気扇や乾燥剤などの購入を勧めるという。
 同センターでは「必要のない修繕は断る勇気を持つこと。契約する場合もその場ではサインしないで、信用できる大工や周りの人に相談してほしい」と呼びかけている。
(6/24)

http://mytown.asahi.com/nagasaki/news02.asp?kiji=4911