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2005年06月23日(木) 00時00分

原発情報、ネット流出 点検会社パソコン感染しウィニーから 東京新聞

 北海道電力泊原発や関西電力美浜原発、九州電力川内原発など発電所の定期検査や修繕工事に関する機密扱いの情報がインターネット上に大量に流出していたことが二十三日、分かった。検査を請け負った三菱電機子会社、三菱電機プラントエンジニアリングの男性社員のパソコンが、コンピューターウイルスに感染しファイル交換ソフト「ウィニー」を通じて流出したのが原因とみられる。経済産業省原子力安全・保安院は、核物質防護の観点から問題がある情報が含まれていないか、各電力の担当者から流出情報の詳細な報告を求める方針。

 三菱電機によると、流出情報は、発電設備の定期検査の工事報告書や定期修繕工事の作業要領書など。原子炉本体にかかわる情報は含まれていないとしている。保守点検上のノウハウが含まれるため社外には公表しない「商業秘密」「商用機密」扱いとしたデータが多い。上司に作業状況を報告したメール文書もあった。作業員らの健康診断の結果といった個人情報も含まれ、少なくとも数年分のデータ約四十メガ−五十メガバイト(フロッピーディスク約三十枚相当)が漏れたという。

 男性社員は保守管理を担当する技術者。点検作業の際、個人所有のパソコンを発電所へ持ち歩いていたとみられる。

 関西電力は「美浜発電所3号機と大飯発電所4号機の発電機の定期点検に関する情報が流れたが、核物質防護上の問題はない」としている。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20050623/eve_____sei_____000.shtml